2008年9月14日
南海地震にもあうことなく契約のため山口へ向う。
いくつかの案をつくっては捨て、
描いてはしまい込んでいるか数え切れないが、
依頼主との想いは一緒であった。
朝から昼、そして夜にかけて、光と闇を楽しむという
この家の出発点にやはり戻ってきたのである。
朝、ほんのりと白く明けてきて
笠戸島から陽がのぼり海面を照らし
やがて船が行き来して街は動き出す。
陽が高くなると部屋を形づくり
暗闇になると工場地帯がキラキラと輝き始める。
芭蕉が見たら今度は、
「松島やああ松島や松島や、、、」
なんてとぼけさせないで
きちんと光と闇が変化し続ける無常を詠んでもらおうじゃないかと
意気も上々になる。