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朝ぼらけ笠戸の月と見るまでに
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造成された山の量塊がそのまま建築のヴォリュームに移され、
プランニングが内部空間を形成する。
その房の中心となる空間は笠戸湾へと向かい
東からのやわらかい光と
南からの強い光が
建築の全体の骨格を決める。

これがこの家の出発点になる。


いつもこんなことを書きながら疑問に思うことがある。
以前、
「黙して語らずに足る建築が本当にできるのだろうか、、、」
と、ブログに書いたことがある。

今でもすべて書いていいものかどうか迷う。
それでも我ながら余計なことを書く、
自分のことや、他人のことを。
何故だろう、、、
どうにかして他人を理解したい、
そして自分も理解されたいからだと思う。
だから、書こうとする。

そして建築にも耳を傾けてほしいと願うのだ。
眼の楽しみを超えて
より深く知ることの喜びがあって
建築もまたそのための道具にもなると考える。

おかげで、遠く離れていてもお互いが理解し、
知ることの喜びが少しずつ分かってきたような気がする、、、
と感じるのは、私だけではないことを願う。
by kta-room | 2008-07-01 08:33 | 「海を望む家」
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