特にコンサートを見に行くのが趣味ではないのだが、
未来のピアニストが演奏するというので行くことにした。
ピンクでフリフリの華やかなドレス。
コンサートというよりも発表会。
楽曲はきらきら星とチョウチョ。
ココまで来れば誰だか分かったであろう、、、
そう、ワタクシのムスメなのである。
このために、妻の実家からとワタクシの実家から、
二人のバアさんが新幹線に乗ってやってきた。
ワタクシはビデオカメラとデジカメを小脇に抱え
前から2列目まで行きカメラをセットする。
その後ろにはバアさんたちが座る。
何人か演奏しいよいよムスメの番。
ワタクシの座る目の前まで歩いてきたムスメはサホド緊張した様子もなく、
むしろ、ワタクシが緊張していたのは言うまでもない。
1曲目のキラキラ星は先生との連弾。
イスに座り弾き始めると、
後ろの席からススリ泣く声が聞こえる。
バアさん達である。
早すぎる。
前日の練習でも泣いていたからこうなることは予想していた。
年をとると涙もろくなるとは良く聞くが
とにかく涙腺が緩みすぎである。
デビュー戦ということで張り切りすぎたのか、
ドレスに関して言えば、とにかくワタクシのムスメが一番華やかだった。
表現にはデフォルメがつきものである。
次の時代を担う子供、
今を築いてきた老人、
今を生きている我々が集まった。
ムスメのおかげでこんな機会をつくることが出来た。
お疲れさん。