いよいよ出発。
宇野港から小型船のフェリーに乗り、
おだやかな瀬戸内海の波にゆられ15分。
初めて直島の地へ下り立った。
港は護岸の整備で「アートの島」らしき片鱗は見当たらない。
まちの案内所へ行き
パンプレットを見て初めて「地中美術館」の位置を確認。
歩けない距離ではないが歩きたくない!
爆睡している我が子を肩にのせている僕にとっては、
レンタサイクルで自転車を借りたとしても暴走するに違いない。
廻りを見る限りタクシーも止まってないし、
無難にバスで行こう。
時刻表を見てみると、また小一時間待つことに・・・。
僕の家族がのんびりしているのか、
島がのんびりしているのか分からなくなるくらい、
島にはコンビニや奇を衒ったものが全くなく、
何かホッとする。
しばらくすると、町営バス「すなお君号」が来た。
車1台がやっと通れるような道を、
僕の家族と他のお客さんと運転手の6人が「すなお君」に揺られ15分・・・。
多くの村おこしが「箱もの行政」で終わってしまったが、
この島においては民間(ベネッセ)の力強さを感じた。
時間をかけてゆっくりと進んでいる計画や、
島の人々が今まで通りのスピードでのんびり暮らしている様を見ると、
安藤忠雄の「良い面」がここでは発揮されてるなー
と、実感した。
直島の旅はまだまだ続く・・・