
写真は、山のように積まれた「手作り」のフリーフロア
午前中は未完の空間「ノイエルイーナ(新しい廃墟)」に行ってきた。
あいかわらずこのゆるい感じが時間と場所を忘れさせてくれる。
廃墟には人間の想像力を刺激する空気が漂っている。
そして、廃墟を愛してやまぬ人間の心理の奥底には
ノスタルジーという謎も横たわっている。
我々は不確かな未来や、混沌とした現実よりも、
過ぎ去った昔が好きなのだろう。
たとえそれが無残になっても
今より昔の方に顔を向けやすいのかもしれない。
この場所は未完であり廃墟である。
なんとも相反する関係である。
未来と過去に顔が向いているのだ。
ますます脳が刺激される。