「紙とペン」
たったそれだけの手段で生まれるものの可能性を、
今、人々は忘れかけている。
コンピューターで、皆同じレンダリングソフトを使い、
なんとなく「描けた」ような気分に陥っているだけ。
見る人たちをイリュージョンしているのではなく、
描く本人までもがイリュージョンされている。
義理の弟が服を作っているんだけど、
上の写真はその義弟が作ってくれた事務所のタペストリー。
義弟の実家からたまに送られてくる自家製カレーのようだ。
「医薬外劇物」と言われる自家製の激辛しょうゆと、
玉ねぎからにじみ出る深い甘味。
顎が落ちそうなのだ。
そんなカレー汁がワタクシの体内にも流れていることを、切に願う。