昨日(8月21日)、目が覚めると36歳になっていた。
岡山に来て12年。
人生の3分の1を岡山で過ごしたことになる。
建築雑誌の写真を眺めていると、
「何か違うんじゃないか?」
と言う思いに襲われることがある。
建築設計という作業が、ひたすら編集であり、整理であり、構築であり、
美化の集積であるとするなら、
全く逆の部分を希求する欲求が生まれてくる。
そんな想いからMATTYに写真をお願いしてみることにした。
MATTYは禁酒會舘の1階にあるカフェのマスター。
ワタクシの事務所の隣に、かつては炊事場だった暗室がある。
そこで一通りの作業をするというのだ。
趣味で写真をとっているわりに手がこんでいる。
コーヒーを入れる姿とは違い、
不思議と何かにくるまれた、
ゆったりと解きほぐされそうな気配が漂っていた。