抱擁する土地
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子供の頃、答案用紙をセンセイから返してもらうときは、最低の点数を想像していた。

いい点だったときの喜びが大きいからだ。

ところが世の中はそううまくはいかず、だいたい想像通りの点数だった、、、


仕事をしていてもイメージを膨らませすぎて
建築予定地を初めて見てガッカリするのが常なので、
最大級のガッカリは一番最初に済ませておいた方がいいと、、、

そうすれば後は良くなる一方であると、、、

奈落の底に沈んでしまえば後はソコから這い上がるだけだ、、、

なんて思いながら建築予定地へと足を運ばせる。


とは言うものの、ヤハリこの時くらい胸躍ることはない。

どんな土地なんだろう、、、

ソコにはどんな植物が生き、

どんな風景があるのだろうか、、、


勝手にコチラの夢想を膨らませる。



現実は夢想を超える。



幹線道路から住宅地に入り、

その道路からさらに奥まった、包み込まれるような旗竿の敷地。

その敷地の奥には小川がサラサラと流れ、

時に潮風がそよぎ、

仕事を忘れてしまいそうなほど、

イヤ、忘れてしまいたいほど気分は上々になる。
by kta-room | 2007-08-26 04:18 | 「月見台のある家」
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