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左官を考える
左官を考える_c0151418_8344079.jpg←「高松町の家」
















生まれながらの指導者なんて
いるわけでもないが、
どう考えても社長や会長といった言葉は
ふさわしくない人物がいるものだ。





いわゆる職人たちは
なかなかまとまりにくい連中である。

それぞれが手に職を持っているから
自主独立の気概がある。

勤め人たち宮仕えたちとは反対に
群れたがらない。

だからこそ「親方」というのは
それなりの風格と貫禄を持っている。

そりゃそうだろう。

とかく群れたがらない職人たちを
まとめていこうというのだから、
余程の気力と器が必要になる。

そんな人がいたらお目にかかりたいものだ、
でも現代にはいないだろうなと思ってたけど、いた。

丸亀市の左官職人秦さんの紹介でお会い出来た。

まさに「現代の職人たちのドン」
と呼ぶにふさわしい人物であって
ほかの何者でもない。

淡路島の左官職人 植田俊彦さんである。

建築の工業化により左官職はうとんじられ
ジリジリと後退につぐ後退を続けてきた。

そんな中、若い職人たちを引き連れ
古いやり方も残し、
新しいやり方も時代にあわせながら
楽しみながらやっている後ろ姿に
左官職の未来を感じた。
by kta-room | 2014-03-15 08:40 | 「森の居場所」
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