その後山積みになった仕事をするために
初めてインターネットカフェに入る。
個室のため他の客と会うことはないのだが、
気配だけは感じる。
そんな空気感だったので
予想以上にはかどらなかった。
ワタクシの場合
多少ガチャガチャしていたほうが集中できるかも。
夜は完成披露パーティー。
少しずつ生活感が出てきている。
この家のご夫婦をはじめ、響建設の方々、
いろんなところでこの家にかかわった人達に感謝したい。
イイモノを作らせていただいた。
建築を通じて自然や人が動き出し、変化していくものである。
この日もこの家を中心に
いろんな人が動き、出入りし、
誰かがトイレで吐き、
階段から落ち、
客間で倒れ、
又飲み始める。
高知とはこういうところなのか。
どうだ、建築家がやるとこんなに人間的なんだ、
と小鼻をピクピクさせていたかどうかは記憶もなく
ワタクシはいつしか夢の中
この家の主も夢の中、
ご主人、
わずかなプライバシーは守りましたぜ。
撮影:奥さん