かくのごとき事態を楽しむべきか、
ソッとしておくべきか
いささか悩むところではあるが、
どの道なるようにしかならないことになってしまうだろう。
これまで犯してきた数々の徒労の歴史が
それを予測させる。
本人は若い時より元気がなくなった
と、言っているが
しかしこの人は相変わらず
独特な感覚を持ちつづけている。
人間の様々な能力がミックスされたら、
凄くおもしろいものが出来る気がする。
言ってることもよくわかる。
人間の能力、
考える力を駆使していけば、
面白いモノづくり、
楽しい労働という世界が開けてゆくかもしれない、、、
この想いを突き詰めてゆけば
ハイデガーぐらいの思想哲学に結晶するのだろうが、
別に結晶させなくってもどおってことない。
ありのままで良い。
思想哲学が実生活よりも上であるなんてことはない。
哲学は生活の手鏡である。
まあ何言っているのか
我ながら極めて怪しい気配が濃厚ではあるが、、、
この怪しい気配に負けてしまうと実物は作れない。
しかしあいかわらずこの人の指摘は
いちいちごもっともで、
ワタクシは歯ぎしりしながらも
聞く耳をもたなければならない、
そんな一日であった。