土日は山口の周南で住宅展。
多くの来場は期待できなかったが、
再来場の方を始め、前向きな方の割合が多かったように思う。
ただワタクシの駄文を楽しみにしているという
奇特な人がいることだけ確認することができた。
Fさん、やっぱりお株を奪うのはやめときましょう。
バタバタだった8月にプレゼンがあった内容を
少しだけ紹介しておく。
海への回帰。
アプローチを通り玄関に入ると海と空に向かう。
もしかするとこの先、海と空の時代になるかも知れないが、
人間の神話的コスモロジーでは、
海と空は地球の果てで一体化することになっている。
風景をデザイン出来る機会はそれほど多くない。
太古から大地に内蔵されていた地の記憶が、
地軸の変換と共に徐々に地表から現れ、
未来への住宅を修正し
ズレた塊が生き生きと甦えろうとしている。
美は乱調にあり!
おっと、
「あいつはマニエリストだ!」
などというレッテルを貼られたら
オマンマの食い上げになりかねないので
このくらいにしておこう。
ちなみに、
完全な建築に、意識的に裂け目やズラし錯視を持ち込む。
その破調や不安感を積極的に評価する。
それがマニエリスムの真骨頂なのだ!